卵の腐った臭いの口臭はどうしてするの?対策はどうするの?
口臭は、自分の口臭はなかなか気づかないものなのに、他人の口臭は許せないですね。
だからこそ、気を付けたいですね。
口臭と言えば、いろんなニオイがします。
ドブ川のような臭い、魚が腐ったような臭い、うんちのような臭いなどと言われています。
臭いによっては、何が原因でその臭いがするのかが分かる場合があります。
卵の腐った臭いの口臭もありますね。
このような臭いがする原因は何でしょうか?
口臭の原因は3つあります。
- 生理的口臭
- 食べたものからの臭い
- 病的口臭
卵が腐ったような臭いは、生理的口臭が原因の臭いです。
生理的口臭とは、起床直後の臭い、緊張した時の臭い、空腹の時の臭い、ストレスを感じた時の臭いなどで、誰にでも起こる臭いです。
このような時は、唾液の分泌量が減少して、細菌が増殖している状態の時です。
なぜ、生理的口臭の時は卵が腐ったような臭いがするのでしょうか?
口の中に食べかすが残っていると、口内細菌は食べかすをエサにします。
口内細菌は、食べかすの中に含まれているタンパク質とアミノ酸などを分解します。
分解された物質は腐敗して、硫化水素と言うガスを発生します。
硫化水素は毒性の強いガスです。
毒性が強くて燃えやすい性質のガスですが、口の中の空気と混ざりガスは薄められるので、危険はありません。
このガスの臭いが、卵が腐ったような臭いになっているんですね。
私たちの口の中には、300~700種類もの細菌が住み着いています。
しかもその数は、数千億個もいるんです!
これらの口内細菌が、食べかすと一緒になり、塊となって歯の表面や歯と歯の間に付着します。
これは、細菌の塊なんです。
これが、口臭の原因となるガスを作り出すので、歯垢を溜めないことが口臭対策には大事です。
生理的口臭の対策は?
生理的口臭の対策として、口内細菌のエサとなる食べかすを残さないように、しっかり歯磨きする事が大事です。
歯と歯の間にできる歯垢は、普通の歯磨きでは磨き残しが出てしまいます。
歯磨きの後は、歯間ブラシやデンタルフロスなどを使って、歯間に溜まっている歯垢をしっかり除去する事です。