ストレスを感じると唾液が減る!口臭が強くなる!
ストレスを感じると口臭が酷くなるって聞いたことありますか?
私はずっと前に小説を読んた時に、このことを知りました。
時代背景は昭和40年前後、1960年ころでしょうか。
「あなた、緊張してるわよ!口が臭くなったわよ。リラックスして!」と言うような文章でした。
ここを読んだ時に「人間って緊張すると口が臭くなるんだあ」って思ったものです。
かなり前から良く知られていたんですね。
この時はこれしか思わなかったのですが、なぜストレスを感じると口臭が強くなるんでしょうね。
詳しく見ていきましょう!
ストレスと口臭の関係は?
ストレスと口臭の関係を知る第一歩は自律神経です。
自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があります。
この2つの自律神経はどちらかが働いている時、もう一方は休んでいる状態です。
バランスよく働いて健康が保たれています。
交感神経とは
緊張した時やストレスを感じた時に、交感神経が優位になります。
現代社会ではいろんな意味で、戦闘モードに入ることが多くなっています。
その時に、交感神経が頑張って働いているんですね。
交感神経が優位になると唾液の分泌量は減ります。
副交感神経とは
リラックスした状態の時は、副交感神経が優位になります。
副交感神経は心と体を休める働きをします。
副交感神経が優位になると唾液の分泌量が増えます。
以上のように、交感神経が働き過ぎる状態が続くと、心身ともに疲れてしまいます。
副交感神経が働かない状態が続くと、心身の回復が遅くなり、体のいろいろなところに影響が出るようになります。
こうなると最悪ですね。
体の調子が悪くなり、唾液の量が減ることで口臭が酷くなります。
次に唾液と口臭の関係について見ていきましょう!
唾液と口臭の関係とは?
唾液の量と口臭は密接に関係しています。
唾液は私たちの健康にかかわる大事な働きをしてくれています。
- 食べ物の消化を助ける
- 口の中の食べかすや汚れを洗い流す
- 酸性に傾きがちな口の中を中性に保つ
- 細菌が増えるのを防ぐ
- 虫歯を防ぐ
これらがなければ、きれいな息を保つことはできませんね。
だから、ストレスを感じるという事は次のようになります。
ストレスを感じると唾液が減る
↓
唾液が減ると口の中が乾燥する
↓
唾液が減ると舌苔ができやすくなる
↓
唾液が減ると虫歯や歯周病になりやすくなる
↓
口臭につながる
もちろん、ストレスだけが口臭の原因になるのではないですが、ストレスを感じやすい世の中になっています。
ストレスを上手に解消する事が、口臭の少ない快適な日を過ごせるのではないかと思っています。